全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は5日、新たに登山、バドミントンが始まり、計8競技が5県で行われた。 岡山…

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は5日、新たに登山、バドミントンが始まり、計8競技が5県で行われた。

 岡山県勢は、ローイング(ボート)の男子かじ付き4人スカルで関西が優勝した。ハンドボール男子は総社が3回戦で勝ち、8強入りした。

「挑戦者の気持ちで臨んだ」

 ローイング男子かじ付き4人スカルで4連覇を果たした関西の尾崎龍也主将(3年)は「優勝できてホッとしている。挑戦者の気持ちで臨んだことが結果につながった」と充実した表情を見せた。

 1人のかじ取り役と4人のこぎ手で1000メートルを競うレース。開始前、森川幸夫監督から「破壊的にいけ」とはっぱをかけられていた。500メートルをゴールだと思って全力を振り絞ってこぎ、他校との差を広げた。勢いそのままに独走状態でゴールした。

 春の全国大会決勝ではオールが折れるというハプニングもあり、涙をのんだ。そこからは「高校総体で100倍返し」を合言葉にして練習に取り組んだという。尾崎主将は「集大成の国スポ(国民スポーツ大会)で笑って終わりたい」と次を見据えた。