連日の猛暑が続く中、夏の風物詩「甲子園」でさらなる熱中症対策が導入されました。医薬品の流通を担う社会インフラ企業・アルフ…
連日の猛暑が続く中、夏の風物詩「甲子園」でさらなる熱中症対策が導入されました。
医薬品の流通を担う社会インフラ企業・アルフレッサ株式会社は、第107回全国高校野球選手権大会(甲子園大会)において、試合を支える審判委員に「特殊冷却パック」を寄贈。これは、身体の内部“深部体温”を効率的に冷やす「手のひら冷却(AVA血管冷却)」に対応した製品です。
手のひらを冷やすと、身体の内側が冷える?「AVA血管冷却」とは
熱中症対策といえば、首にタオルを巻いたり、氷嚢で頭を冷やしたり……が定番でした。しかし最新の研究では、体表面ではなく「深部体温」を下げることが重要であることがわかっています。
そのカギを握るのが、「AVA血管(動静脈吻合)」と呼ばれる特殊な血管。手のひら、足の裏、顔などに集中して存在し、ここを冷やすことで体内の熱を効率よく逃がせるのです。

特殊技術によりAVA冷却に最適な10~15℃をキープ可能
もちろん、運動後のクールダウンや、猛暑のランニング前後、サウナ後のケアにも活用できます。
冷えすぎない保冷剤や10〜15℃の流水を使って、手のひらを1〜2分冷やすだけでも、体の内側からの“熱だまり”を逃がす助けに。
甲子園で実践! 特殊冷却パックのメリットとは?
アルフレッサが提供する特殊冷却パックは、冷却に最適とされる10〜15℃を長時間キープ。通常の保冷剤は冷えすぎるため、タオルに包むなどの工夫が必要でしたが、このパックは手のひらに直接当てても冷却効果が高く、安全です。

また、洗面器に手を浸す、ペットボトルを握るといった方法に比べ、試合中や現場での使用にも適しているのがポイント。
既に都道府県大会で使用されており、審判たちに好評とのことです。
今年の甲子園は、約67万人の観客動員、決勝の視聴者数は1,100万人超とされ、この新しい熱中症対策が注目されることは間違いありません。
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<Edit:編集部>