全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は5日、島根県浜田市で体操が行われ、男子団体は清風(大阪)が4連覇を目指し…
全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は5日、島根県浜田市で体操が行われ、男子団体は清風(大阪)が4連覇を目指した市船橋(千葉)を僅差で上回り、4年ぶりの優勝を飾った。
1種目を残し、市船橋との差は0・100点。激戦の中で、清風の選手たちは全員同じ思いを共有していた。「最後まで諦めない」
団体は4人中ベスト3のスコアを採用する。失敗を周りがカバーして切り抜けてきたが、直前の鉄棒では主将の小島埜和(3年)がまさかの落下。しかし、選手たちは動じなかった。練習から「金メダル以外は全部負け」と意識付けし、総体で市船橋と僅差の勝負をする想定までこなしてきた。追い込まれ、むしろ集中力は研ぎ澄まされていった。
最後のゆか。後輩たちが好演技を見せ、最後は唯一の3年生、小島がフロアへ。2年連続で2位だった悔しさをぶつけるように、力強く舞った。13・000点で優勝を決めると、青森から移り住み、体操に打ち込んだ2年半の思いが去来した。「苦しいこともたくさんあったけど、清風で、このメンバーでやれて良かった」。跳び上がる後輩たちの横で膝に手をつき、涙を流した。