第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は6日、第2日を迎え、1回戦4試合が行われる。第1試合では、先輩たちの…
第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は6日、第2日を迎え、1回戦4試合が行われる。第1試合では、先輩たちの無念を晴らすため、白星を狙うナインが登場する。
【大会第2日第1試合(8時00分)】
鳥取城北(鳥取)-仙台育英(宮城)
鳥取勢は現在、夏甲子園初戦9連敗中。2014年に八頭が初戦を突破した以降は、9年連続で初戦敗退を喫している。それも、大阪桐蔭、仙台育英、履正社、明徳義塾、智弁和歌山など、その年の優勝候補と対戦することが多かった。くじ運にも見放されていた面もあるが、今年も仙台育英と対戦することが決まった。またも「強敵」が相手となったが、逆にリベンジの気持ちが高まっているに違いない。
今年の戦力の軸は、完投能力の高い3投手。エースナンバーを背負う田中 勇飛投手(3年)は鳥取大会で1完封を含む2完投をマークした。鈴木 欧音投手(3年)は県大会準々決勝で16奪三振の快投を見せた。準決勝で先発した浜野 功成投手(3年)も完投能力がある。仙台育英の強力打線をどこまで抑えられるかがカギとなる。
鳥取勢はここ3年連続して、夏甲子園初戦で完封負けの「屈辱」を味わっている。2021年に米子東が9回に1点を挙げて以来、27イニング連続得点がない。22、23年が鳥取商で、昨年が鳥取城北。2年生だった1番・谷口 翔莉内野手(3年)、3番だった平山 暖也外野手(3年)、5番だった橋本 那由太外野手(3年)の3人に、投手の田中、鈴木も甲子園を経験し悔し涙を流した。昨年の雪辱に燃える5人を中心に、まずは1得点を挙げ、仙台育英から、鳥取県勢11年ぶりの夏甲子園1勝をもぎ取る。