第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は6日、第2日を迎え、1回戦4試合が行われる。第2試合は、大会初の宮崎…

第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は6日、第2日を迎え、1回戦4試合が行われる。第2試合は、大会初の宮崎県勢VS島根県勢となった。

【大会第2日第2試合(10時30分)】
開星(島根)-宮崎商(宮崎)

 今年107回目を迎える夏の甲子園で、珍しく「初対決」のカードが実現した。長い歴史のなかでも、島根県勢と宮崎県勢の対戦はこれまでなかった。61年ぶりに宮崎を連覇した宮崎商と、8年ぶり11度目の出場となった開星が、歴史的ゲームに臨む。

 両チームの打線の柱に注目だ。宮崎商では、日高 有希也内野手(3年)が1番でチームをリードする。県大会では打率.524を誇り、投手も兼任する。昨夏甲子園も経験し、1打点を挙げている。2番には日高 佳利外野手(3年)が座り、打率.400を誇る。この2人は俊足の持ち主でもあり、日高有は3盗塁、日高佳は4盗塁をマークした。打って走ってチームをけん引する1、2番の「日高コンビ」が勝敗のカギを握る。

 対する開星は中軸にスラッガーが座る。3番・持田 聖純内野手(3年)は、県大会で19打数12安打を放ち、なんと打率は.632を誇り、2本塁打を放って見せた。4番の松崎 琉惺外野手(2年)は打率.565で1本塁打を放った。チーム11盗塁中、約半分の5盗塁をマークするなど、「走れる4番打者」でもある。この3、4番コンビの前にいかに走者を出せるかがカギになりそう。

 宮崎県勢は、2018年に日南学園が初戦を突破して以降、不戦敗(コロナでの出場辞退)などもあり、白星を挙げられていない。「令和初勝利」に向けて、初の島根県勢との試合に臨むことになる。