第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)が5日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。観…

 第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)が5日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。観客が見守る中、14年ぶりに出場する兵庫代表の東洋大姫路の選手らが開会式に臨み、堂々と行進した。

 東洋大姫路は出場49校中29番目に入場した。校名が呼ばれると、球場全体から拍手がわいた。吹奏楽の演奏が響く中、城下雄飛選手(3年)のかけ声に合わせて、選手らは腕の振りと足並みをそろえ、笑顔で行進した。

 渡辺拓雲主将(3年)は「夏に『戻ってこられた』という気持ちが強い。熱気もあって春(の選抜大会)との違いを感じた」と語った。初戦に向けて、「守備からでも打撃からでも流れをつくれる『東洋野球』ができれば」と意気込む。

 東洋大姫路は、大会4日目の第2試合(8日午前10時半開始予定)の1回戦で、済美(愛媛)と対戦する。(原晟也)