吉田がスタメンに返り咲くには打撃で結果を残すしかない(C)Getty Images ア・リーグ東地区2位のレッドソックス…

吉田がスタメンに返り咲くには打撃で結果を残すしかない(C)Getty Images

 ア・リーグ東地区2位のレッドソックスは現地時間8月4日、本拠地でのロイヤルズ戦に8-5で勝利し、6連勝を飾った。ワイルドカード争いで首位に位置するなど、シーズン後半に入り、さらに勢いづいてきている。だがその中で、7月に負傷者リストから復帰した吉田正尚はここ3試合欠場が続いており、現在の起用についてさまざまな声が上がっている。

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 吉田は昨年10月、肩の関節唇断裂の手術を受けたことでシーズン開幕後も調整を続け、7月9日のロッキーズ戦で今季初出場。いきなり3安打を放つなど、鮮烈な公式戦復帰となった。その後も指名打者でスタメンに名を連ねる機会もあり、8月1日まで14試合に出場している。だが現在の打率は2割台前半、本塁打もわずか1本と、期待されているスタッツを残せていない状況だ。

 8月に入っての連続のスタメン外については、1日のアストロズ戦で受けた死球や、対戦チームで左投手の先発が続いている影響なども考えられるものの、米メディア『Pro Football Network』では、吉田の低調な打撃内容により出場機会が減ってきているとの見解も示している。

 8月4日配信のトピックの内容は、主にレッドソックスファンの反応を紹介する内容となっており、その中では、「今季のマサタカ・ヨシダに対し、ファンはずっと復調を期待してきたがその結果は芳しくない。ヨシダのパフォーマンスにはすでに失望の声が向けられており、彼の退団を早めたいと願うファンさえ出てきている」などと綴っている。

 さらに、「打撃成績は48打数で打率.229、本塁打1本、打点4。出塁率(OBP)は.260、長打率(SLG)は.354にとどまっている(8月4日現在)。キャリア通算打率.282という実績を持つだけに、この数字はファンにとって苛立たしい」と主張。今季の不振ぶりを強調しながら、「これらの数字は、これまでの水準には遠く及ばない。レッドソックスは、DHとしての役割を任せ、リズムを取り戻してくれることを期待していた。アレックス・コーラ監督もヨシダの状態を注視しているが、現時点ではフルタイムで起用するだけの信頼には至っていないようだ」などと見通している。

 今回のトピック内では、SNS上でのファンの反応として、「残念ながら、ヨシダは打撃で結果を出せておらず、今のチーム構想に合っていないように思える」との投稿も紹介されている。好調が続くチーム状態の中、残りのレギュラーシーズンで吉田は存在感を示すことが出来るだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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