北京五輪での落球を今では“持ちネタ”にしているG.G.佐藤氏(C)Getty Images 西武などで活躍したG.G.佐…

北京五輪での落球を今では“持ちネタ”にしているG.G.佐藤氏(C)Getty Images

 西武などで活躍したG.G.佐藤氏が8月4日に自身のインスタグラムを更新。同日に東京ドームで行われたプロ野球レジェンドOBの球宴「サントリードリームマッチ2025」に出場したことを報告し、1本の動画を投稿した。

【動画】北京五輪から17年…G.G.佐藤氏が再現した“落球”をチェック

 映像はレフトを守るG.G.佐藤氏のもとに打球が飛び、ボールをグラブに収めつつあったところから、あえて弾き出すようにして“落球”。前のめりになって転倒、ボールを処理して、内野に返球した直後には、右ひざをついて落胆。最後は四方に頭を深々と下げる様子が収められていた。すべての所作がわざとらしく映ったが、これは“お約束”。観衆からは大歓声と拍手が起きていた。

 動画のテロップには「失敗がない人生には成功もない」と記され、インスタグラムの文面には「ナイスキャッチより、ナイスチャレンジが好き」と書き込まれていた。

 G.G.佐藤氏は、西武時代の2008年に北京五輪に日本代表として出場。準決勝、3位決定戦で1つの後逸、2つの落球と計3失策を犯し、激しいバッシングにさらされた。しかし、現役引退後は、この落球を“持ちネタ”に昇華させ、ドリームマッチだけでなく、球団イベントやテレビ番組などでも再現し、ファンや視聴者を沸かせている。

 驚異的とも思えるマインドセットに、フォロワーからは感嘆のコメントが並んだ。

「失敗をこうやって活かせるGGさんって本当に素敵な方だと思う」
「人生のどん底からこうやって這い上がった方を見ると元気が出ます」
「素敵なサービスをありがとうございます」
「失敗を最早武器に出来てるGGさんは本当に強いと思うばかりです」
「自分を信じる力 毎日が全力 素晴らしいと思います」
「あの挫折からむしろ全てプラスに変えてしまうGG佐藤は凄すぎる」

 恒例の落球劇。過去の失敗を笑いに変え、挑戦を恐れない強さを伝えている46歳が、今年もファンを盛り上げ、勇気づけた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】G.G.佐藤氏が語る国際大会の戦い方「何も見えないのが一番怖かった」

【関連記事】『ESPN』がトレード期限の補強を採点、ドジャースのライバル・パドレスは「勝者」、鈴木誠也&今永昇太のカブスや吉田正尚のレッドソックスは?

【関連記事】ド軍32歳は「職を失う可能性が高い」トレード期限までに放出か “代替候補”に4人の名前「市場には良い外野手がいる」