◇LIVゴルフリーグ◇UK◇JCB G&CC (イングランド)◇7276yd(パー71)LIVゴルフリーグで2年目を迎…
◇LIVゴルフリーグ◇UK◇JCB G&CC (イングランド)◇7276yd(パー71)
LIVゴルフリーグで2年目を迎えた香妻陣一朗。チームメートから「JINI(ジーニー)」の愛称で呼ばれる彼が、世界のトップ選手が集うLIVの雰囲気や試合の舞台裏、そして自身が所属するチーム「アイアンヘッズ」の内輪話など現地情報を発信。ケガから復帰後好調を維持している様子を、イングランドからお届けする。
ダラス、アンダルシアと2戦連続でいい結果を出せていたのですが、今回はなかなか流れが悪く、思うような成績を残せませんでした(50位)。ショットは悪くなかったのですが、出だしでつまずいてしまって。特にパッティングが悪くて、グリーンのスピードが最後まで合っていなかったですね。
さて、LIVの試合も残りが個人戦2試合、団体戦1試合の3試合になりました。個人としては是が非でも24位以内の“シード圏内”(ロックゾーン)に入りたい。UKを終えて、43.33ポイントで30位。24位のダスティン・ジョンソンが48.90ポイントですから、そこまで離されてはいません。あと2試合で10ポイントちょっと稼げば、最終的に圏内に入れるのではないかと算段しています。つまり1試合はトップ5ぐらいに入る、もしくは2試合連続でトップ10に入れたら“熱い”ですね。ショットは悪くないので、この調子で走り切りたいと思います。
もうひとつ触れておきたいのは、最終戦の団体戦について。ことしからレギュレーションが変わりました。昨年までは、1回戦が年間ポイント上位3チームを除いた10チームによるマッチプレー形式でした(2回戦以降は8チームによるトーナメント戦)。ことしは12位と13位が事前にマッチプレーを行い、その勝利チームが最終戦に出られる形式に。“プレーオフ”のようなものですよね。
なぜこの話をしたかというと、我々アイアンヘッズは現在最下位の13位。ポイントを稼いだのは1試合のみで1ポイント。スコアの採用が昨年までは4人中上位3人だったのが、ことしから4人全員となったことで、上位との差が開くようになりました。12位マジェスティクスGCが5.16ポイント、11位クリークスGCが10.5ポイント。クリークスを抜くには、残り2試合のどちらかでチーム戦4位(12ポイント)には入らなければいけない。メンバーの調子を考えると、なかなかそれも難しい。つまりそのプレーオフを戦う可能性が濃厚なんです。
チーム内で「プレーオフに入らないよう頑張ろう」と話していますが、一方でどこか覚悟も決めています。マッチプレーではシングルス2試合&ダブルス1試合になるので、どういう組み合わせにするか、キャプテンのケビン(・ナ)がすでに思案しています。
おそらくリー・ウェストウッド(イングランド)やヘンリック・ステンソン(スウェーデン)らのマジェスティクスGCと戦うことになります。勝てない相手ではないと思うので、みんなの力を合わせていきたい。調子の悪かったチャン・ユビン(韓国)も先週は21位に入ったので、いい兆しです。昨年の団体戦は1回戦から決勝まで勝ち上がって2位になりました。またそんな下剋上的な戦いをやってのけたいですね。