８月２日、J２リーグ第２４節が各地で行われ、北海道コンサドーレ札幌が１−０でサガン鳥栖に勝利した。その試合終了間際の岩…
８月２日、J２リーグ第２４節が各地で行われ、北海道コンサドーレ札幌が１−０でサガン鳥栖に勝利した。その試合終了間際の岩政大樹監督の“熱さ”が大きな話題となった。
札幌の本拠地・大和ハウスプレミストドームで行われた元Ｊ１クラブ同士の対決。３週間ぶりのリーグ戦で、札幌はシステムを中断前の４−４−２から開幕当初の３−４−２－１に変更して試合に臨んだ。すると、前半は０−０だったが、後半３２分に相手の隙を突く形で荒野拓馬が先制ゴールを奪った。
この１点のリードを保ったまま、試合は後半アディショナルタイムに突入する。表示は５分。そして、その５分台に突入した後、鳥栖の攻撃に対して、札幌の宮大樹が相手陣内に向けて大きくクリアする。時計は９５分２０秒。だが、まだ試合終了のホイッスルは鳴らなかった。
ここで岩政監督が猛抗議。ピッチ脇のテクニカルエリアから飛び出し、両手を広げて試合終了をアピールしながらハーフウェーラインまで突き進み、全身を使ってのジェスチャーを続けた。
その直後に無事に試合終了のホイッスルが鳴ると、岩政監督はいつものように全力でガッツポーズ。試合直後のフラッシュインタビューでは少し冷静になり、「もう最後は選手たちに任せるだけでした。選手たちが乗り切れるだどうかを試された試合だった。よく乗り切ったと思います」と振り返った。
■「色々ネタになりがちですが、やっぱ岩政監督最高です！」
この試合終了間際の札幌・岩政監督を、Ｊリーグが公式ユーチューブなどで「誰よりも熱い」「試合終了の瞬間まで、選手と共に闘う岩政大樹監督」として紹介。ＳＮＳ上には次のようなコメントが寄せられた。
「岩政監督はどの監督よりも熱い!!」
「岩政監督テクニカルエリア移動しすぎてイエロー貰うんじゃないかとハラハラしたw AT終わり際のなんて、戻って！戻って！って叫んじゃったよ」
「一番心配なのは累積警告」
「色々ネタになりがちですが、やっぱ岩政監督最高です！」
「熱い岩政監督もコンサも最高すぎる！！！ここからじわりじわりと上がっていくぞー」
監督ながら、すでにイエローカードを２枚受けている岩政監督。この日は“おとがめなし”に終わってひと安心。チームもこれで勝点３４（１０勝４分け１０敗）で１０位に浮上した。Ｊ１自動昇格圏の２位とは勝点差８、プレーオフ出場圏内の６位とは勝点差５。まだまだ、ここから札幌の“熱い戦い”を見ることができそうだ。
