ハンドボールリーグH女子・ザ・テラスホテルズ ラティーダ琉球所属の上地涼奈(@su_uechi)が8月4日にインスタグラ…

ハンドボールリーグH女子・ザ・テラスホテルズ ラティーダ琉球所属の上地涼奈(@su_uechi)が8月4日にインスタグラムを更新した。

上地涼奈は、自身の27歳を節目に、4年間所属したチームを離れ引退することを報告。公の場での宣言ではなく、SNSで直接ファンらに伝える形になったことへの謝意と、応援への感謝を率直につづっている。

彼女は小学校からハンドボールを始め、28歳まで競技人生を積み重ねてきた。那覇西高校時代からオムロン(現熊本ビューストピンディーズ)、那覇西クラブを経て、2021年にラ・ティーダ琉球に加入して通算175得点を記録し、今季は29試合中23試合で25得点を挙げるなど活躍を見せた。

投稿画像には、ユニフォームNo.22を背負った姿と、コートや観客席で応援するファンの表情が印象的に映っている。試合中の鋭いダッシュとシュート直前の緊張感が伝わる構図である。

上地は「密度濃い時間だった」と振り返るように、苦しい時期も喜びも含めて価値ある体験だったと振り返っている。今後は沖縄の地元ハンドボール界への恩返しを目標に社会人チームでの活動継続を示唆し、「ハンド人生はまだ続く」と新たな一歩を誓っている。

競技人生における一区切りを迎えた上地涼奈。27歳の決断には、自分自身を否定せず認める強さがあった。今後、地元・沖縄のハンドボール界へ還元しつつ、新たな舞台で再びファンの前に姿を見せる日が来るかもしれない。彼女の次の挑戦に期待したい。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部