武豊騎手がジャスティンアース(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)で、エルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)の2年…

 武豊騎手がジャスティンアース(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)で、エルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)の2年ぶり3勝目を狙う。

 武豊騎手はこれまでエルムSに12回参戦している。97年にバトルラインで初挑戦初制覇。その後は07年のロングプライドの3着(1番人気)、19年のグリムの7着(1番人気)など悔しいレースが続いたが、近年は相性がいい。22年のウェルドーンが実に25年ぶりの連対となる2着。そして23年のセキフウで待望の2勝目を手に入れると、昨年もドゥラエレーデで2着に健闘。目下3年連続で連対中となっている。

 今年のパートナーはジャスティンアースだ。ダートに転じて2勝クラスと3勝クラスを連勝。オープンに昇級後も栗東Sが3着、そして武豊騎手と初コンビとなった前走の大沼Sでも3着と、実に安定した走りを見せている。今回は24年のきさらぎ賞(5着)以来、そしてダートでは初の重賞チャレンジとなるが、目下の充実ぶりなら好勝負になっていい。

 今年で56歳を迎えたレジェンドだが、6月の宝塚記念をメイショウタバル、7月の東海Sをヤマニンウルスで制覇。暑さにも年齢にも負けることなく、白星を量産している。今週は真夏の札幌に集ったファンを喜ばせてくれることを期待したい。