若林は移籍後、早くも3度目のサヨナラ打を放っている(C)産経新聞社 巨人は8月3日のDeNA戦(東京ドーム)に4-3のサ…

若林は移籍後、早くも3度目のサヨナラ打を放っている(C)産経新聞社

 巨人は8月3日のDeNA戦(東京ドーム)に4-3のサヨナラ勝ち。連敗を3で止めたのは「持っている男」だった。

 ゲームは捕手、岸田行倫が4号ソロ、2点適時打をマークと攻守の奮闘光り、3-2で迎えた9回にまさかの展開を迎えた。

【動画】さすが、持ってる男!若林楽人のサヨナラタイムリーをチェック

 9回から登板したライデル・マルティネスが一死後、宮崎敏郎に4号ソロを被弾。これで2試合連続被弾で2試合連続のセーブ失敗、土壇場で3-3と試合を振り出しに戻されたのだ。

 そして延長戦に入って迎えた10回二死二塁の場面で打席が回ってきたのは、9回の守備から出場していた若林楽人だった。

 相手が前進守備を敷く中、伊勢大夢の内角直球を思い切って振り抜き、中越えのサヨナラ打を放った。

 お立ち台では「最高でーす!」と指揮官の十八番を奪う決めゼリフで喜びを示した。

 今季の開幕戦含む、西武から昨年6月にトレードで移籍後、1年1か月あまりで早くも3度目のサヨナラ男となるなど、勝負強さをいかんなく発揮した。

 この若林の活躍にはXなどSNS上でも「さすが、持っている男!」「やはり、神がかっているな」「がくとさん、やはりすごい!」「感動的でした」「巨人に来てくれて、ありがとう」など若林への賛辞の言葉が続いた。

 若林は開幕1軍入りを果たすも、6月中旬に左大腿二頭筋損傷で離脱。7月29日に再昇格。再び戻ってきた1軍舞台で喜びを爆発させた。このカードから自身の応援歌が初めて流れるという流れの良さもあり、G党もよろこびの大歓声となった。

 元々、走攻守、3拍子そろった外野手として、期待も高かっただけに大事な8月に再び戦線復帰を果たせたことはチームにとっても大きい。
 
 ファームでは主砲、岡本和真の実戦復帰と明るいニュースもあった。得点力は上がってきただけに、今週から始まる勝負の9連戦の内容も注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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