「世界水泳シンガポール2025」21日目が7月31日に行われ、女子10m高飛込決勝では、陳芋汐(チンウセキ)(中国)が…

「世界水泳シンガポール2025」21日目が7月31日に行われ、女子10m高飛込決勝では、陳芋汐(チンウセキ)(中国)が 430.50点で金メダルを獲得した。
4回目までのスコアはすべて80点以上、最終演技以前に他選手よりも1回分近く高い得点を重ねていた陳芋汐。ほぼメダルは確定、あとはどこまで得点を伸ばすかという状況だった。
最後の演技は、難易度3.2の『5253B』。後ろ向きの姿勢で息を整えると軽く踵を踏み込んだ後、勢いよく後ろに飛び込んだ。キレのある1回半横捻りからエビ型の2回転半を軽々と決めてみせ、最後は身体を一直線に伸ばして鋭くコンパクトに入水した。

完全ノースプラッシュで入水すると、解説の馬淵優佳氏は思わず笑いを漏らし「もうオール10でいんじゃないでしょうか それくらい素晴らしい演技でした」と感嘆。実況の寺川氏も「ウィニングダイブです」と圧巻の演技を表現した。
5回目の演技も86.40とさすがの高得点を叩き出し、圧倒的な強さをみせた陳芋汐が2大会ぶりの金メダルを獲得した。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)