【岩手】第107回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日、大阪市のフェスティバルホールであり、花巻東は大会第4…
【岩手】第107回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日、大阪市のフェスティバルホールであり、花巻東は大会第4日(8日)の第1試合で、智弁和歌山との対戦が決まった。選抜大会8強の花巻東が、同準優勝校とぶつかる注目カードとなった。
「花巻東10のBです」
抽選会の壇上で中村耕太朗主将が引いたくじの番号を読み上げると、観客席に集まった各校の選手たちからどよめきが起こった。「10のA」は既に智弁和歌山が引いており、この瞬間、両校の対戦が決まった。
中村主将は「番号を見た瞬間、『よーし!』と思いました。強い相手に決まり、気持ちが入りました」と話す。
実は中村主将、抽選では自分の背番号の「10を狙う」と決めていた。本抽選でくじを引く順番を決める予備抽選でも、念じたとおり「10」番目を引き当てていた。
予備抽選と本番で背番号の連続引き当てを成し遂げ、全国屈指の強豪校との対戦を決めた中村主将。表情は爽やかだった。「選抜での試合も見ましたが、力がすごくあるチーム。最大限の力を使ってやりたい」
昨年から暑さ対策として始まった2部制の日程で、試合開始は午前8時となる。早朝からの準備が必要だが、佐々木洋監督は「ウチは朝には強いので、そこは大丈夫です」と話した。(長野剛)