なぜあれほど高く跳び上がっても、水に落ちた時のしぶきは小さいのか…。「世界水泳シンガポール2025」23日目が8月2日…

 なぜあれほど高く跳び上がっても、水に落ちた時のしぶきは小さいのか…。「世界水泳シンガポール2025」23日目が8月2日に行われ、陳佳(中国)が356.40点の高得点で銀メダルを獲得した。解説を務めた馬淵優佳氏からは「ジャンプが高い!」とその高度に驚きの声があがったが、入水時の水しぶきは極めて小さく、そのギャップに観客も歓声をあげた。

【映像】なぜそんなに水しぶきが小さい?

 同じく中国の陳藝文と金メダル争いをした陳佳だが、さすが飛込大国のホープという演技だった。助走で徐々に大きく跳ね、最後の踏み切りで勢いよく上空に飛び出すと、難易度3.0の大技5152B(前宙返り2回転半1回ひねり)を、余裕を持って決めた。

 入水タイミングも完璧で、本来なら「バシャン」という音が響きそうなところ、何かが水面を貫くような「ズドン」という音を立て、水しぶきもほとんど出ない「ノースプラッシュ」。迫力ある空中演技からのノースプラッシュという飛込競技の醍醐味を詰め込んだ演技に、会場からの歓声も一層大きなものになっていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)