第107回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市北区のフェスティバ…
第107回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市北区のフェスティバルホールであった。35年ぶり2回目の出場となる青藍泰斗(栃木)は、大会5日目(9日)の第3試合で、6年ぶり6回目出場の佐賀北(佐賀)と顔を合わせることが決まった。(津布楽洋一)
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会場のホールに入った青藍泰斗の選手たちは、最初は楽しそうに談笑する姿も見られたが、抽選会が始まるとステージ上の組み合わせボードに集中していた。
青藍泰斗のくじ引きは、予備抽選結果により19番目。佐川秀真主将は表情を変えることもなく、落ち着いて試合番号14A(大会第5日第3試合、一塁側)の札を引いた。あとから同B(三塁側)に佐賀北が入って対戦が決まると、選手たちは意欲的な表情になり、試合が待ち遠しそうな様子だった。
青山尚緯監督は「キャプテンが良い日程と良い時間帯の試合を引いてきてくれた」。大阪での滞在に慣れるころに、暑さがやわらぐ夕方からのゲームとなり、「うまく調整して戦っていければと思う。こちらに来て、選手たちに良い緊張感、自覚が芽生えてきて、非常に良い動きをしているので楽しみ」と話した。
相手校については、「(全国制覇の)がばい旋風の印象があり、勢いがあるチームと思う」と気を引き締めた。
佐川主将は「勢いにのらせたら手ごわいと思う。相手を波にのらせずに、自分たちのペースをしっかり握って戦っていきたい」と警戒していた。抽選会終了後のステージ上では佐賀北の主将と握手を交わし、互いの健闘を誓った。
大会の組み合わせは3回戦まで決まった。青藍泰斗が1回戦で勝った場合、2回戦は第10日、市船橋(千葉)―明豊(大分)の勝者との対戦になる。(津布楽洋一)