第107回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日、大阪市北区のフェスティバルホールであり、叡明の初戦の相手が、…

 第107回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日、大阪市北区のフェスティバルホールであり、叡明の初戦の相手が、6年ぶり3回目出場の津田学園(三重)に決まった。大会3日目となる7日の第3試合(午後4時15分)で対戦する。

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 開幕試合以外の組み合わせを決める抽選会は午後2時にはじまった。くじ順を決める予備抽選の結果、根本和真主将(3年)は30番目。「テレビで見ていた景色の中に自分がいることが信じられなくて」と終始緊張した面持ちで抽選を見守っていた。

 「何を考えても駄目になりそうで」と、無心で引いた紙は「8B」。なかなか対戦相手が決まらず、48番目の津田学園の恵土湊暉主将(3年)が「8A」を引くと、根本主将はほっとした表情を浮かべた。抽選会後、「叡明が甲子園に行って良かったと思ってもらえるような試合をしたい」と話した。

 また、選手たちは2日、阪神甲子園球場で練習した。ノックや投球練習など約20分間。増渕隼人投手(3年)は、埼玉県のどの球場とも違う圧迫感に圧倒されたという。「(浦和実の)石戸選手のように臆さない姿勢で、普段通りの投球をしたい」と意気込んだ。(恒川隼)