全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は3日、新たに体操競技、ハンドボールが始まり、計12競技が5県で行われた。…

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は3日、新たに体操競技、ハンドボールが始まり、計12競技が5県で行われた。ホッケー男子では、石動(富山)が2回戦を突破した。

 ホッケー男子で昨年準優勝の石動は、平田海璃主将がチームでただ一人の3年としてチームを引っ張る。

 見せ場は第2クオーターに挙げた2点目のゴールだった。パスを受けて相手に囲まれたが、ボールを小刻みに打って浮かせるリフティングで突破。前に出たゴールキーパーを見透かしたように、頭上を緩く越えるシュートがゴールに吸い込まれた。とっさのひらめきにも「ボールを転がしにくかったから、浮かそう」と涼しい顔だ。

 今年は競技の11人制に対して部員が13人しかおらず、全員で走り続けることが欠かせない。次戦に向け、「守備のリズムを攻撃につなげたい」と疲れも見せず意気込む。