5日に開幕する夏の甲子園の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で開かれた。北北海道代表の旭川志峯は大会第3日の第4試合(7…

 5日に開幕する夏の甲子園の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で開かれた。北北海道代表の旭川志峯は大会第3日の第4試合(7日午後6時45分開始予定)で広陵(広島)と対戦する。今大会は第6日まで、日中の暑い時間帯を避けて試合を午前と夕方に分ける「2部制」で実施する。第4試合はナイトゲームとなる見込み。南北海道代表の北海は第6日の第2試合(10日午前10時30分開始予定)で東海大熊本星翔(熊本)とぶつかる。

■旭川志峯「自分たちのプレーするだけ」

 旭川志峯の稲葉遼主将(3年)は5番目にくじを引き、大会第3日の第4試合を引き当てた。28番目に相手が広陵(広島)に決まると、会場にいた選手たちは「おっ」という表情を見せた。稲葉主将は「甲子園で何回も見る学校。でも自分たちのプレーをするだけ」と気を引き締めた。

 ナイターとなる見込みの第4試合について、稲葉主将は「日中に比べたら涼しい中でできるので、その点は良い」と前向きに受け止めた。日頃から暗くなるとグラウンドに照明をつけて練習しているといい、山本博幸監督も「暗い中でも、選手たちは『気合と根性』による集中力で球をとっている。それに比べたら甲子園は見えやすい」と話した。(中沢滋人)

旭川志峯・稲葉遼主将 広陵は歴史ある学校で、甲子園で何回も見ている。でも、そこに左右されないで、自分たちのプレーをするだけ。投手中心に抑えて、最後に1点でも相手より多く取って、勝ちたい。

 旭川志峯・山本博幸監督 広陵は昔から強いというイメージ。でも、甲子園に来たらみんな強い。自分たちのスタイルを崩さないことだけだと思う。うちが勝つのは1点差のゲーム。それしかないと思う。

広陵・空輝星主将 北海道なので、冬は雪が積もっている中で走り込みや振り込みをしているイメージがある。自分たちもそれ以上の練習をしてきた自信があるので、やってきたことを出せればと思っている。

広陵・中井哲之監督 雪の中で猛練習していて、暑さも関係ないチームをつくられている。広島みたいな暖かいところからみるとすごい練習量だなと。まずは自分たちの野球ができるかどうかが大事だと思う。

 広陵(広島代表 3年連続26回目)

 甲子園に出場経験のある選手がチームを引っ張る。

 投手陣の層は厚い。長身の右腕・堀田昂佑は最速145キロを記録し、落ちる変化球が持ち味。広島大会では6試合のうち5試合に登板し、計31回を3失点に抑えた。切れのいい直球が武器の相原知希と、制球力が特長の左腕・田中承一郎らが控える。

 打線は上位に座る白髪零士が打率3割9分、三振ゼロ。曽根丈一郎は打率4割で盗塁6。草島絃太は本塁打を含む7打点。打撃が得意の投手の堀田は、決勝の九回2死二塁で同点の二塁打を放った。

 控え選手の貢献度も大きく、主将の空輝星は代打、代走で結果を残している。

 これまで夏の全国大会決勝に4度進んでいるが、優勝経験はまだない。悲願の日本一を狙う。(遠藤花)

■北海「自分たちが攻守でリズム」

 北海の佐藤瞭磨主将(3年)は6番目にくじを引き、大会第6日の第2試合に決まった。その二つ後、8番目に東海大熊本星翔(熊本)がくじを引くと、さっそくの対戦が決まった。

 平川敦監督は相手について「投打にバランスが良い印象」と語り、「相手がどうというよりも、自分たちが攻守でリズムをつくれるかどうか」と話した。

 佐藤主将は「どこと当たってもやることは一緒」と自信をのぞかせた。大会第6日まで時間が空くことについては「試合日から逆算して、やるべきことに一つひとつ取り組みたい」と落ち着いた様子で話した。(朽木誠一郎)

北海・佐藤瞭磨主将 対戦相手が決まり気が引き締まった。どこと当たってもやることは一緒。チームでカバーし合い、みんなの力で勝つ、自分たちの野球を貫きたい。初戦まで時間があるのでしっかり調整する。

北海・平川敦監督 春と夏の県大会で勝ち続けた地力のあるチーム。投打にバランスが良い印象だ。まずはしっかり先制点。守備では投手陣が隙を見せずに、相手の連打、長打を防ぎながら、リズムをつくりたい。

東海大熊本星翔・比嘉健太主将 相手は甲子園で何度も名前を聞いてきた伝統校。強いチームと当たりたいというみんなの願いがかなった。自分たちがやることは何も変わらない。ミスのない野球で戦い抜く。

東海大熊本星翔・野仲義高監督 手堅い試合運びをする強敵との対戦だ。選手たちと対策を話し合い、熊本大会と同様の落ち着いた戦いをしたい。予想外の展開になっても自分たちを見失わないように準備をする。

 東海大熊本星翔(熊本代表 2年ぶり4回目)

 俊足巧打の1番打者・福島陽奈汰が出塁し、長打力もある中軸の平仲孝輔、大賀星輝、堀田延希でかえして先行。右腕のエース水野右京ら安定した投手陣で守るのが「必勝パターン」だ。

 熊本大会では、その狙いがはまった。福島が11安打と3四球、相手失策で出塁。全5試合で先制のホームを踏んだ。中軸3人は計17打点。緩急差を付けた投球で打者に的を絞らせない水野ら4投手の好投で、チームの失点は3だった。

 2年前に夏の甲子園を経験したが、翌年の熊本大会は2回戦でコールド負け。野仲義高監督は「天国と地獄を目に焼きつけたことで、『必ず勝ちぬく』決意ができた」と話す。旧校名の東海大二から2012年に変更。甲子園初勝利をめざす。(伊藤隆太郎)