5日より開幕する夏の甲子園。3日の抽選会で対戦カードが決まり、いよいよ夏の風物詩が始まる。注目校の勝ち上がりはもちろん、…

5日より開幕する夏の甲子園。3日の抽選会で対戦カードが決まり、いよいよ夏の風物詩が始まる。注目校の勝ち上がりはもちろん、世代を代表する選手たちの活躍が気になるところだが、1つの指針となるのはU-15日本代表経験者たちだろう。

 2022年に日の丸を背負った選手たちの中で、この夏甲子園にやってきたのは8人いる。特にセンバツで準優勝を果たした智弁和歌山には3人、2枚看板の渡邉 颯人と宮口 龍斗。さらに藤田 一波がいる。最後の夏、悲願の全国制覇へチームを導くことが出来るか。

 悲願と言えば、昨夏の甲子園準優勝・関東第一にも1人、坂本 慎太郎がいる。二刀流としてチームを投打で引っ張り、夏の甲子園にやってきた。昨夏、最後の打者になった悔しさを糧に、今度こそ全国制覇を達成なるか。

 そして世代を代表する左腕として先頭を走っていた健大高崎・佐藤 龍月も見逃せない。昨夏、チームを甲子園に導いたものの、甲子園前にケガで離脱。トミー・ジョン手術を乗り越えて、群馬大会で登板を果たした。昨年のセンバツでチームを日本一に導いた左腕が、最後の夏、甲子園のマウンドに上がるか。

 他にも千葉大会決勝戦で顔面死球を受けながらも、試合に出続けた市船橋・花嶋 大和。強豪・広陵でエースを担う堀田 昂佑、仙台育英で主軸を担う土屋 璃空が、夏の甲子園にたどり着いた。

 中学時代、大きな話題となった逸材たちばかりだが、集大成の夏となる甲子園でどんな活躍を見せるのか。