第107回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕、阪神甲子園球場)の組み合わせが3日、決まった。強豪校がいきなり初戦から対…
第107回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕、阪神甲子園球場)の組み合わせが3日、決まった。強豪校がいきなり初戦から対戦するカードが続出。大会序盤から激しい試合が予想されるなか、沖縄代表と秋田代表の対戦に目が留まった。
【大会第2日:金足農(秋田)-沖縄尚学(沖縄)】
注目の投手の投げ合いが予想される。沖縄尚学には、最速150キロ左腕、末吉 良丞投手(2年)が君臨。対する金足農には、現オリックスの吉田 輝星投手を兄に持つ、吉田 大輝投手(3年)がエースとしてチームを支える。大会注目投手が初戦でぶつかることになった。
この両校、県大会でのチーム防御率ランキングでは、上位に位置していた。
1位 沖縄尚学 0.40(5試合2失点)
4位タイ 金足農 0.60(5試合3失点)
この結果は、当然ながら、エースの活躍を反映していることになるが、この夏の両投手の県大会成績は以下の通り。
末吉 4試合29回13安打40奪三振8四死球1失点1自責 防御率0.31
吉田 5試合34回20安打26奪三振6四死球3失点1自責 防御率0.26
末吉が「ドクターK」ぶりを発揮したのに対し、吉田は昨年からエースであり、夏甲子園も経験している実績からか、防御率ではやや上となった。タイプは違うが、相手に点を取られない投手であることは間違いない。
2部制の第3試合で、試合開始は午後4時15分。西日を浴びながらマウンドに上がり、白熱した展開となれば、最後はカクテル光線を浴びるナイターとなる可能性も秘めている。両投手がどんなドラマを演じてくれるのか、楽しみになってきた。