自身8年ぶり2度目の9秒台となる9秒99をマークした桐生祥秀(C)Getty Images 陸上の桐生祥秀が8月3日、山…

自身8年ぶり2度目の9秒台となる9秒99をマークした桐生祥秀(C)Getty Images

 陸上の桐生祥秀が8月3日、山梨県内で行われた「富士北麓ワールドトライアル」の男子100メートル予選に出場。2組目で9秒99を叩き出し、9月の世界選手権東京大会の参加標準記録(10秒00)を突破。代表入りを確実とした。雷雨のため大会は途中で打ち切りとなり、決勝は実施されなかった。

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 2017年の日本学生対校選手権で、日本人初の9秒台となる9秒98を記録して以来、自身8年ぶり2度目の9秒台。衰え知らずの29歳に、陸上ファンも驚きを隠せない。

「桐生って10年くらいずっと最前線にいない?」「更に進化できるのすごすぎる」「彼、もうすぐ30代じゃなかったっけ?」「えぐしゅぎーーーー!!!!」「鳥肌立った…!」「最近の陸上界あつすぎ 世陸たのしみ」といったコメントがSNS上で躍った。

 また、タレントで元陸上競技・十種競技日本王者の武井壮も自身のXで「桐生祥秀9秒台再び!!!!うおーーー!!!やっぱすげーーーー!!!」と興奮の様子を伝えていた。

 桐生は7月上旬の日本選手権で5年ぶり3度目の優勝。同月下旬にオーストリアで行われた競技会では予選で10秒07、決勝で10秒08と好記録を連発していた。

 7月の全国高校総体(インターハイ)では、石川・星稜高2年の清水空跳が10秒00をマーク。自身の高校記録10秒01を12年ぶりに塗り替えられ、自身の公式Xで「清水くんおめでとう!!高校記録が破られました」と祝福していたが、その今季日本人最高を0秒01抜き返してみせた。

 それを知っているファンからは「自身の高校記録破られた瞬間9秒台出してまだまだ世代交代させない桐生祥秀かっこよすぎるだろ」とベテランの底力を称える声が上がっていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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