第107回全国高等学校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が行われ、組み合わせが決まった。 今大会の組み合わせは、強豪校同士…

第107回全国高等学校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が行われ、組み合わせが決まった。

 今大会の組み合わせは、強豪校同士の初戦での激突や、強豪校が同ブロックに集まるケースが多く、どの学校が勝ち上がるか非常に予想が難しい大会となりそうだ。

 横浜はいきなり北陸を代表する強豪・敦賀気比と対戦する。岡部 飛雄馬内野手など好打者揃いで、投手陣も実力がある。初戦からハードルの大きい戦いになりそうだ。横浜と同ブロックなのは、複数の投手陣を擁する広陵、津田学園が入った。

 仙台育英のブロックは投手力が高い鳥取城北、沖縄尚学、強力打線と緻密な試合運びが光る天理と同ブロックで、投手力が高く、白熱とした戦いが期待できそうだ。

 智弁和歌山は強打の花巻東と対戦。同ブロックには東洋大姫路、今大会屈指の強力打線を誇る西日本短大付も怖い存在だ。 市船橋、県岐阜商のブロックも、実力が拮抗しているのが特徴だ。

また優勝候補・健大高崎はいきなり昨夏の甲子園優勝投手・京都国際と対戦。全国を代表する左腕・西村 一毅投手を攻略するのは難しいが、勝ちきれば勢いに乗りそう。山梨学院は強力打線・聖光学院と対戦。盤石な戦いを見せていた山梨大会と違って、地方大会打率.353を記録した聖光学院打線には苦しみそう。打撃戦になるのではないか。

 2年連続ベスト4の神村学園は49校目の登場となったが、近年の49校目はかなり苦しい戦いを強いられているが、初戦突破をすれば、その後は神村学園らしい粘り強い試合運びを見せてくれそうだ。

 準々決勝以降は抽選となるが、3回戦最後の第4試合のチームが準々決勝の第1試合に入らないように、2回戦以降の勝利チームは準々決勝の第1試合〜第2試合のどちらかに組まれ、開幕戦を除いた1回戦登場チームのブロックは第3試合〜第4試合に組まれる予定となっている。優勝候補と目される横浜、健大高崎は勝ち進んだ場合、早くて準決勝となる。

 大混戦が予想される今大会を制するのはどのチームになるのか。