3日、第107回全国高校野球選手権大会の抽選会が行われ、春夏連覇を狙う横浜が大会3日目の第1試合で敦賀気比と対戦すること…

3日、第107回全国高校野球選手権大会の抽選会が行われ、春夏連覇を狙う横浜が大会3日目の第1試合で敦賀気比と対戦することが決まった。春夏合わせて23度の甲子園出場を誇り、昨秋の明治神宮大会でベスト4に入った名門との一戦は、初戦屈指の好カードとなりそうだ。

 横浜は昨秋の明治神宮大会、今春のセンバツ大会で優勝を達成。今春の関東地区大会で専大松戸に敗れるまで、新チームから公式戦27連勝を続けていた。

 この夏の神奈川大会は強力投手陣が5回戦まで無失点に抑え勝ち上がった。準々決勝では平塚学園に9回2死まで4対3とリードされながら、主将の阿部 葉太外野手(3年)の2点適時打でサヨナラ勝ち。準決勝の立花学園戦、決勝の東海大相模も先制を許しながら、3試合連続となる逆転勝利で3年ぶりの頂点に立った。

 松坂 大輔氏を擁して春夏連覇を達成して以来、実に27年ぶりとなる夏の頂点へ、戦力も充実している。勝負強い打撃が光る阿部主将に準決勝、決勝で3本塁打を記録した奥村 頼人投手(3年)がチームの中心を担う。下級生も織田 翔希投手(2年)や遊撃手との二刀流で出場する池田 聖摩内野手(2年)ら選抜優勝を経験したメンバーが成長した姿を見せたいところ。1年生も夏初戦で先発を任された小林 鉄三郎投手に、メンバー変更で今大会からベンチ入りを果たした川上 慧内野手(1年)とフレッシュなメンバーが並んでいる。

 今夏も優勝を果たし、2度目の春夏連覇となれば12年、18年で春夏連覇を経験した大阪桐蔭に次いで全国で2校目の偉業となる。