1日のオリックス戦ではスタメンをインスタグラムで発表した新庄剛志監督(C)KentaHARADA/CoCoKARAnex…

1日のオリックス戦ではスタメンをインスタグラムで発表した新庄剛志監督(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 日本ハムは8月1日、北海道から大阪への直行便が遅れ、羽田空港経由での移動を強いられた影響で、オリックス戦の舞台である京セラドーム大阪への到着が午後5時過ぎに。試合開始が予定より15分遅れの同6時15分となった。

【写真】新庄剛志監督が公開した1日オリックス戦のスタメンをチェック

 この異例の事態を受け、新庄剛志監督は自身のインスタグラムで、スタメンを発表。メンバー9人の名前を掲載したホワイトボードの写真を投稿し、「ついてから練習する時間がないのでスタメンの選手は空港で体動かしといてちょうだい」と呼びかけていた。

 これに驚きを示したのが韓国メディア『OSEN』だ。8月2日の記事では「監督は正気なのか?打順のオーダーを事前にSNSに公開してしまった…日本ハムが経験した信じがたい一日」というタイトルで、冒頭でこう紹介した。

「一般的に『打順のオーダー』と呼ばれる先発出場メンバーは、厳重な機密事項だ。試合開始1時間前まで、相手チームと交換するまで徹底的に秘密にしておくのが常識だ。しかし、想像もできないことが起きた。監督が自身のSNSに堂々と公開してしまったのだ。それもオーダー交換のずっと前だ。プレイボール3時間前のことだった」

 同メディアは「前代未聞」とした上で、日本ハムのドタバタ移動についても詳細に報じている。「どうにか大阪に到着したのは午後3時39分。しかし、ここからまた問題が発生する。空港からスタジアムまでの激しい交通渋滞だ。通常なら京セラドームまで30分程度で十分だが、しかしこの日は1時間以上かかった。球場入りしたは午後5時5分。プレーボール(6時)まで1時間も残っていなかった」と記している。

『OSEN』によれば、新庄監督はチーム本隊とは、別便で移動していたため、午後2時には球場に到着。ここで本隊が大幅な遅延に巻き込まれている状況を踏まえ、インスタグラムでのスタメン発表を行ったという。

 試合は2点を先制したが、先発・加藤貴之が9回に崩れ、オリックスに逆転サヨナラ負け。まさに“泣きっ面に蜂”状態だった。

 同メディアは「試合前にトスバッティングしかできなかったが、それだけで大きな影響があったとは考えられない。ただ、こんな日ほど『絶対に勝たなければならない』という気持ちが強かったが、そうできなかったので残念だ」という新庄監督の試合後の談話も伝えている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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