第107回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)に栃木代表で出場する青藍泰斗の選手たちが2日、阪神…
第107回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)に栃木代表で出場する青藍泰斗の選手たちが2日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)での練習に臨み、あこがれのグラウンドの感触を確かめた。
選手たちは練習開始のサイレンと同時にグラウンドへ飛び出した。同校に割り当てられた20分間はすべて守備練習に。選手たちは機敏な動きで打球を処理していた。青山尚緯監督は「土や芝の感触、景色の見え方などの確認に多くの時間を割こうと思った」と説明した。
終盤では投球練習も行った。エースの永井竣也(3年)は甲子園のマウンドについて「自分にフィットした感じ。すごく投げやすくて興奮した」。主将の佐川秀真(3年)は「甲子園で練習できるのは気持ちよかったが、ここで浮かれている場合ではない。気を引き締めてやりたい」と語った。
同校は35年ぶりの甲子園。当時も部長を務めていた山本秀幸部長(63)は前回、ノックをする機会はなかったという。27歳の青山監督が「前回の思いものせて、ぜひやってください」と誘い、一緒に内野でのノックをした。35年越しの思いがかなった山本部長は「うれしくて感無量です」。甲子園まで勝ち上がった選手や監督らに感謝していた。
3日に組み合わせ抽選会があり、大会は5日に開幕する。(津布楽洋一)