第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する松商学園は2日、阪神甲子園球場(兵庫県西…

 第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する松商学園は2日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で20分間の練習に臨んだ。選手たちは笑顔で声を掛け合いながら、高校野球の「聖地」の感触を確かめていた。

 練習は午前10時40分にスタート。直前に整備されたまっさらなグラウンドに、選手たちが一斉に駆けだした。

 守備の要の漆戸大晟遊撃手(2年)は「入った瞬間にテンションが上がった」と軽快に動いていた。チームは長野大会で無失策の堅守が武器。「フカフカで動きやすかった。最高の舞台なので、恐れず、楽しんでプレーしたい」

 左腕の二枚看板の一人、森田隼翔投手(3年)は「ベンチやスタンドが近く感じた。マウンドは硬さが高校のグラウンドに近くて、投げやすかった」と好感触を得た様子。「ワクワクしています」と、試合を心待ちにしていた。

 選手たちは3日、大阪市内で組み合わせ抽選会に臨む。(菅沼遼)