及川も今季左のリリーフエースとして、力強くチームを支えている(C)産経新聞社 阪神は2日の公示で岩崎優を登録抹消した。 …

及川も今季左のリリーフエースとして、力強くチームを支えている(C)産経新聞社
阪神は2日の公示で岩崎優を登録抹消した。
岩崎は開幕から39試合に登板、1勝2敗23セーブ、6ホールド、防御率1.66をマーク。長年、守護神としてブルペンを支えてきた。
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ただ1日のヤクルト戦では1点リードの9回に登板すると一死一、二塁から代打宮本丈に左前同点適時打を浴びるなど、1回2安打1失点で降板。直後の10回表に主砲、佐藤輝明の適時打で勝ち越しに成功、12年連続となる白星を挙げていた。
そして長く9回を守った岩崎が抹消となるのはレギュラーシーズンにおいては約3年ぶり、注目となるのは代役守護神の座だろう。
1日のゲームでも8回に登板、ここまで34試合連続無失点記録を続ける剛腕、石井大智も有力な候補の1人だろう。
今季はシーズン途中に頭部死球のアクシデントもありながら、再び1軍舞台に戻ってくると引き続きの快投を示している。今季は37登板、1勝、28ホールド、3セーブ、防御率は異次元の0.24となっている。
また左のリリーフエースとしてプロ6年目の今季、躍進した姿を見せているのは及川雅貴にもある。
1日のゲームでは味方が1点を勝ち越した10回裏に4番手として登板すると、先頭の赤羽由紘をスライダーでニゴロに打ち取ると、4番の村上宗隆に対しても同じくスライダーで空振り三振に抑えた。直球とスライダーというシンプルな組み立てながら、わずか10球で三者凡退に抑え、自身初セーブをマークした。
今季はチーム最多の44登板、4勝3敗、26ホールド、1セーブ、防御率0.84をマーク。ほかにもチームにはかつて守護神を務めた湯浅京己など人材は豊富とあって、岩崎抹消にもそこまであわてることにはならなそうだ。
常に先を見据えたチーム作りを念頭に置く藤川球児監督は、果たして今回の岩崎離脱で9回を任せるのはどの投手となるか。引き続き、注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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