◇国内男子◇リシャール・ミル チャリティトーナメント 3日目(2日)◇能登カントリークラブ (石川)◇7142yd(パ…
◇国内男子◇リシャール・ミル チャリティトーナメント 3日目(2日)◇能登カントリークラブ (石川)◇7142yd(パー72)◇晴れ(観衆1507人)
予選カットライン上の48位から出た石川遼が9バーディ、1ボギーの「64」をマーク。自身の今季ベストに並ぶ好スコアで通算13アンダーの11位に浮上し、最終日は首位を6打差で追う。
“裏街道”から出たムービングデーの猛追は、出だしから始まった。10番でピン右奥4m弱に付けたチャンスを決めると、11番(パー3)で5m、12番ではやや下りの2mをジャストタッチで入れて3連続バーディ。さらに14番(パー5)、15番でも連続で伸ばし、前半インで6バーディを量産する「30」で折り返した。
グリーンを外した後半7番(パー3)で唯一のボギーをたたいたが、「昨日はだいぶアプローチショットでミスがあったけど、今日は少なかった。自分の向き合ってきた課題の部分が少しずつ成長できているなというのはあるので収穫はあった」と評価。今週は20ydから35ydほどのバンカーショットを強いられるシーンもあったが、スコアを落とさずサンドセーブ率100%をキープしている。
この日は4ホールのパー5すべてでバーディを奪取。折り返しの18番(558yd)では2オンに成功し、約20mのファーストパットを1m以内に寄せた。「次の1番も(2オンから)長いのを1m弱につけられたし、ああいうところで(バーディパットを)1.5m残すか60センチにつけられるかで変わってくる。2回続けて1.5mを入れる確率も100%じゃない」と、ロングパットの精度も堅実なスコアメークに貢献した。
伸ばし合いのコースで6打差を逆転するには、再びのビッグスコアが必須。「しっかりいい内容でプレー出来れば6アンダーという数字は目指せる。あしたもう一度、気持ちを入れ直してあきらめずにやりたい」と気を引き締めた。今季初のトップ10、その先にあるタイトルへ懸命に首位を追いかける。(石川県宝達志水町/石井操)