ドジャースはクワンを獲得できなかった(C)Getty Images ドジャースは7月31日のトレード期限までにツインズか…

ドジャースはクワンを獲得できなかった(C)Getty Images
ドジャースは7月31日のトレード期限までにツインズからリリーフ投手のブロック・スチュワート、ナショナルズから外野手のアレックス・コール、そしてレッドソックスから有望外野手のジェームズ・ティブス3世、ザック・エアハードを獲得した。
また、レイズ、レッズとの三角トレードを行い、レイズから25歳右腕のポール・ジャーベス、27歳の捕手であるベン・ロートベット、レッズからは21歳左腕のアダム・セリノウスキーを獲得している。
ドジャースからは、ハンター・フェドゥーシア、ジェームズ・アウトマン、有望株のエリック・スワンとポール・リニャン、そしてダスティン・メイを放出している。
ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は、今回のトレードを総括するような形で「ドジャースのファンは、昨年トミー・エドマン、マイケル・コペック、ジャック・フラハティのトレードに匹敵する大きな動きを期待していた。しかし、実際に手に入れたのはリリーフ投手1人、控えのキャッチャー、プラトーンの外野手、そして数人の若手選手だけだった。つまり、2025年のドジャースのシーズンに即座に影響を与えられる選手は多くないと言えるだろう」と指摘した。
獲得候補として挙げられたジョアン・デュラン、グリフィン・ジャックス、ライアン・ヘルズリーらは他球団が獲得しており、不安定なタナー・スコットの代わりとなる守護神を手に入れることはできなかった。
また、外野手のスティーブン・クワンはガーディアンズに残留となった。記事では、マイケル・コンフォートの代役として「クワンなら完璧にこなせただろう」と、27歳の大物を獲得できなかったことを嘆き、「ドジャースはコールを獲得したが、彼は実質的にアウトマンの代役だ」と、コールはコンフォートとのプラトーン起用が現実的だと見ている。
クワンは日系の母と中国系の父を持ち、2024年から2年連続で球宴出場を果たしたオールスター外野手。今季、1年1700万ドル(約25億円)で加入したコンフォートは7月に復調の気配を見せているとはいえ、クワンはドジャースにとっては喉から手が出るほど欲しい選手だったに違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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