「世界水泳シンガポール2025」20日目が7月30日に行われ、男子10mシンクロ高飛込決勝では中国が429.63点で金…

「世界水泳シンガポール2025」20日目が7月30日に行われ、男子10mシンクロ高飛込決勝では中国が429.63点で金メダルを獲得した。
その演技には、ライバルである日本人選手も驚きを隠せなかったようだ。
中国勢としての7連覇がかかる最終演技は、難易度3.6の『5255B』。先に同じ演技を終えたNABを上回るためには89.79点というかなりの高得点が必要な状況だった。
19歳程子龍、23歳朱子鋒のペアは、やや緊張した面持ちで飛込台に立ち、息を揃える。後ろ向きの姿勢で静かに力強く踵を踏み込むと、2人同時に飛び上がり、角度もタイミングもピタリと揃った鮮やかな2回半捻りと2回転半、そして美しいノースプラッシュでの入水を決めてみせた。
解説の寺内健氏は、「やっぱり強いですね」と唸ると、同じNABの演技と比較して「この同調性と入水の的確さは点数出るんじゃないか」と期待を寄せた。

結果は、90.72の高得点。最終スコア429.63で2位NABを0.9上回り、見事金メダルを手にした。
この様子をみていた日本代表の大久保柊・玉井陸斗ペアは思わず「やばい」「すげえ」と感嘆、ライバルチームの大演技に笑顔で惜しみない拍手を送っていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)