8月5日開幕の第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する豊橋中央(愛知県豊橋市)の…

 8月5日開幕の第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する豊橋中央(愛知県豊橋市)の壮行会が1日、同校であった。1~3年生約350人が体育館に集まり、他の生徒は教室で中継映像を視聴した。

 選手たちはこの日、甲子園仕様のユニホームを初披露した。胸の「CHUO」が以前より明るいブルーになったほか、袖とズボンにラインが配置され、左袖には「AICHI」の下に「TOYOHASHI」と加えられた。生徒会副会長の亀井潮音さん(2年)が「甲子園でも最高のプレーを期待しています。がんばってください」とエールを送ると、砂田隆晴主将(3年)は「自分たちのスタイルを変えず、楽しむ野球でがんばります。応援よろしくお願いします」と健闘を誓った。式の後には贈呈式があり、豊橋魚市場やJA豊橋、豊橋青年会議所から記念品の目録が贈られた。

 同校の吹奏楽部は部員減で活動を休止しているため、甲子園のスタンドには、愛知大会決勝で対戦した東邦のマーチングバンド部が友情応援に駆けつける。東邦側から提案があったといい、背番号12の久保慧心選手(3年)は「あのすごい応援が味方になったら、めちゃくちゃ心強い」と期待を膨らませる。

 チームは壮行会の後、バスに乗り込んで甲子園に向けて出発した。夜に行われたオンライン抽選会では開幕試合を引き当てず、初戦の対戦校は3日の組み合わせ抽選会で決まる。(松本敏博)