◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 2日目(1日)◇ロイヤルポースコール(ウェールズ)◇6580yd…
◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 2日目(1日)◇ロイヤルポースコール(ウェールズ)◇6580yd(パー72)
「多少セカンドで距離が残っても、まずはフェアウェイに」。強風の中、少しでも距離を稼ぎたいと欲を出したら罠にはまる。2018年から出場し続ける「全英女子オープン」の経験値は伊達ではない。畑岡奈紗は6バーディ、2ボギー「68」とスコアを伸ばし、通算2アンダーで91位から10位へ順位を上げた。
午後0時10分のティオフから、風はどんどん強まる一方。スコアを落とす選手が続出する中で、畑岡はフェアウェイキープ率71.42%(10/14)、パーオン率83.33%(15/18)とショットでチャンスを作り続けた。猛チャージの鍵になったのが、過去の全英で得た“鉄則”にある。
「リンクスはポットバンカーに入ると、出すだけで1打損してしまう。多少距離が残っても、まずはティショットでポットバンカーを避けるのが大事」。開幕前の火曜も、強い雨風の中で練習ラウンドをしてリンクスの警戒ポイントを再確認。この日は、イメージ通りのマネジメントを存分に発揮した。
ティが前に出された16番は実測407ydとはいえ、打ち上げでグリーン周りにはバンカーが構える。ティショットを1Wか3Wで悩んだ末、奥のバンカーを警戒して3Wを選択。「セカンドで距離が残るので、3W→3Wでやっと届いた」と右のセミラフからグリーン手前に乗せると、難ホールをセーフティにパーで切り抜けた。
強風でのプレーは「(以前は)あまり好きじゃなかった」と話したが、経験を積む中で苦手意識がだんだん薄れていったと言う。「少しでも距離を稼ぎたいけど、それを狙ったらバンカーにつかまる。“ちょっと距離が残っても、まずはフェアウェイ”。それが大事だと、何年かやって思った」と話した。
悲願のメジャー制覇を懸けて、勢いをつけて週末を迎える。「前半から伸ばしていけば、後半の流れも良いと思う。伸ばすことだけを考えていきたい」。首位との9打差も決して遠くはない。(ウェールズ・ポースコール/谷口愛純)