全国高校総体は1日、バスケットボール男子決勝が岡山市のジップアリーナ岡山であり、鳥取城北(鳥取)が八王子(東京)を64…
全国高校総体は1日、バスケットボール男子決勝が岡山市のジップアリーナ岡山であり、鳥取城北(鳥取)が八王子(東京)を64―58で破って初優勝を果たした。
決勝で勝利を確信した鳥取城北の主将、新美 鯉星(3年)がボールを天に向けて放り投げると、試合終了のブザーが鳴った。初めて決勝に進出した勢いのまま頂点まで一気に駆け上がり、選手たちが抱き合って喜んだ。
一進一退の攻防が続き、46―41で迎えた第4クオーター。八王子の追い上げにも慌てなかった。「チームとして、ディフェンスから(リズムを作る)と意識できていた」と新美。体を張った守備から得点につなげ、終盤にナイジェリアからの留学生、ハロルド・アズカ(3年)の3点シュートで相手を突き放した。
留学生や県外から進学した有望選手らがしのぎを削り、昨年末の全国高校選手権で2位と実力を磨いてきた。新美は「目標はベスト4だったけど、一人ひとりが点が取れるチームになった」。大会を通じてチームとして成長し、初のタイトルをつかみ取った。