【明治安田Jリーグワールドチャレンジ 横浜F・マリノスVSリバプール 2025年7月30日(水)19:31キックオフ】…
【明治安田Jリーグワールドチャレンジ 横浜F・マリノスVSリバプール 2025年7月30日(水)19:31キックオフ】 撮影/渡辺航滋(Sony α-Ⅱ使用)
日産スタジアムに6万7032人の観客が押し寄せたリバプールと横浜F・マリノスの一戦。試合はプレミアリーグ王者が3-1でマリノスを下したが、その試合の2日後、リバプールは2025-26シーズンのトップチームの背番号を発表した。
■先制されるも「16歳の新星」を契機に反撃
主将のフィルジル・ファン・ダイクやエースのモハメド・サラーらが先発出場したリバプール。横浜F・マリノスは王者に恐れることなく挑み、前半は0-0の互角の展開。
55分には、植中朝日のゴールでマリノスが先制したが、リバプールは16歳のリオ・ングモハの躍動を契機に反撃。
62分に新加入のフロリアン・ヴィルツ、68分に18歳のトレイ・ニョニのゴールで逆転。そして、87分にはチームを活気づけたングモハのダメ押し弾で3-1の勝利を収めた。
注目を集めたのは60分に投入された日本代表MF遠藤航の凱旋出場だ。
ファン・ダイクとの交代で投入され、キャプテンマークも継承するという、凱旋試合ならではのチームの粋な計らいもあった。
遠藤は「自分が生まれ育った街にリバプールの選手として帰ってこられた。とても素晴らしく、誇らしい瞬間だった」とコメントしている。
アルネ・スロット監督は試合後、「自分たちに圧力を加えてくれる、しっかりと競える相手と戦うことがプレシーズンで非常に大事」とマリノスの姿勢を歓迎した。
■「クローザー」よりも「スタメン」出場
日本のファンを美しい逆転劇で酔わせたリバプールは8月1日、2025-266シーズンのトップチームの背番号を発表した。
5シーズンぶりにプレミアリーグの覇権を奪還したリバプールは、連覇を目指す新シーズンに向け、今夏の移籍市場で精力的に補強を行っている。
プレミアリーグ史上最高額(総額約226億円)を投じて獲得したドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツは、バイエルンへ移籍したルイス・ディアスから「7番」を継承。横浜F・マリノス戦でもゴールを決め、新シーズンの活躍が期待される。
その他の新戦力では、オランダ代表DFジェレミー・フリンポンが「30番」、ハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズが「6番」、フランス代表FWウーゴ・エキティケが「22番」を背負うことが決まった。
遠藤航は昨シーズン、勝利を確実にするクローザーとしての役割で評価を高めた。ただ、日本人としては、来年に北中米ワールドカップが控えていることもある。
日本代表キャプテン遠藤の出場機会、出場時間が増えることを願ってやまない。
■試合結果
横浜F・マリノス 1-3 リバプール
■得点
55分 植中朝日(マリノス)
62分 フロリアン・ヴィルツ(リバプール)
68分 トレイ・ニョニ(リバプール)
87分 リオ・ングモハ(リバプール)