延長10回に決勝二塁打を放った阪神・佐藤輝明(C)Getty Images 阪神は8月1日のヤクルト戦(神宮)に延長10…

延長10回に決勝二塁打を放った阪神・佐藤輝明(C)Getty Images
阪神は8月1日のヤクルト戦(神宮)に延長10回の末、3-2で競り勝った。1点リードの9回に守護神・岩崎優が追いつかれたが、10回に4番・佐藤輝明が決勝の右越え適時二塁打。巨人と中日がともに敗れたことで、優勝マジック「36」が再点灯した。
【動画】4番の一振りで決着!佐藤輝明の決勝ホームランをチェック
中継局『フジテレビONE』のヒーローインタビューに応じた佐藤は「最高です!!」と叫び、神宮に駆けつけた虎党を盛り上げた。
嫌な流れを4番が吹き飛ばした。9回に岩崎がヤクルトの代打・宮本丈に同点タイムリーを浴びた。それでも、佐藤は10回先頭の近本光司が左前安打で出塁したのを見て、集中力を一気に高めた。
「チカ(近本)さんがヒットで出た瞬間からチャンスで回ってくると思った。心の準備もできていました」
中野拓夢の犠打、森下翔太のセカンドフライを挟んで迎えた二死二塁。ヤクルト・大西広樹にカウント0-2と追い込まれながら、4球目のフォークをすくい上げた。打球は大歓声に乗せられるように、右翼手の頭上を越えた。
値千金の決勝打。二塁ベース上で両拳を振り絞って吠えた主砲に対して、SNS上では賛辞の声が殺到。「神様仏様サトテル様」「神ってきましたねえ」「サトテルがマジで4番やってる」「あそこで決める佐藤輝明さすがすぎる」といったコメントが並んだ。
7月31日に一度は消えた優勝マジックが「36」で再点灯。2位・巨人とのゲーム差は「12」と拡大した。インタビューの最後に、佐藤は「このまま最後まで突っ走りたいと思います」と力強く誓った。カウントダウンをけん引するのは、この頼れる4番だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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