◇国内男子◇リシャール・ミル チャリティトーナメント 2日目(1日)◇能登カントリークラブ (石川)◇7142yd(パ…

復帰2戦目の川村昌弘が首位と4打差で折り返した

◇国内男子◇リシャール・ミル チャリティトーナメント 2日目(1日)◇能登カントリークラブ (石川)◇7142yd(パー72)◇晴れ(観衆1234人)

1月から2月にかけて両手首を手術した川村昌弘が首位と4打差の11アンダー6位で大会を折り返した。後半6番(パー5)で10mを沈めてイーグルを奪うなど「68」で回り、「誰もいないのにゲンちゃん(時松源藏)と手を上げて笑ったりして。気持ちよかったです」と見せ場も作った。

主戦場の欧州ツアー(DPワールドツアー)に戻る前に、6月「BMW 日本ゴルフツアー選手権」で復帰。同月にはワンデートーナメント「JOYXオープン」を制し、7月に英国でメジャー「全英オープン」の最終予選会を挟んでツアーは2戦目となる。「自分が思っている以上に心配してくれる人がいて。日本の試合がそもそも久しぶりだからうれしいけど、上位にいれば喜んでくれるので(いっそう)うれしいですね」。福井工業大学附属福井高出身で、北陸は「準地元」という思いもあった。

リハビリ期間にはひたすらウェッジを打ち続けた

リハビリ期間中、たくさんの人が惜しみなくサポートしてくれた。かつてキャディとして一緒に戦った小岸秀行氏は、支配人を務める京都・日清都CCで練習環境を整えてくれた。「使っていないホールをきれいに整備してくれて、プライベートアプローチ練習場みたいなものを作ってくれた。毎日そこに行って、10ydくらいを4時間ほど『打てるかな』ってやっていた」

タイトリストのスタッフは、まだフルショットを打てない状態の時から「ウェッジだけでも10本以上」のクラブを作って復帰のタイミングに備えてくれたという。欧州転戦時は「フィーリング重視。人が打っているのを見て『良さそうだから』とクラブを作ってもらったりして、なんとなくでやっていたのもあった」川村にとって、親身に付き合ってくれるありがたみが心に染みた。

「思いっきり打って、芯に当たらないとちょっと痛い」と話すように、回復はまだ8割程度。飛距離を戻している段階でもある。試合での4ラウンドも復帰後初めてだが、優勝も狙えるポジションで戦う緊張感を心待ちにしている自分がいる。「上位にいるとなったら“優勝したい”って自然に思う。そういう位置でプレーをしてワクワクしたい」。前向きに戦う姿こそ、支えてくれた人たちへ何よりの恩返しになる。(石川県宝達志水町/石井操)