◇国内男子◇リシャール・ミル チャリティトーナメント 2日目(1日)◇能登カントリークラブ (石川)◇7142yd(パ…

今季初勝利を狙う米澤蓮が好位置で週末へ

◇国内男子◇リシャール・ミル チャリティトーナメント 2日目(1日)◇能登カントリークラブ (石川)◇7142yd(パー72)◇晴れ(観衆1234人)

10位スタートの米澤蓮がこの日のベストスコアに並ぶ「64」をマークし、首位と1打差の通算14アンダー3位に浮上した。

今季国内ツアーは開幕戦「東建ホームメイトカップ」2位をはじめ、9試合のうち6試合でトップ10入り。好成績を連発し、シーズン未勝利選手では最上位となる賞金ランキング4位につける。

昨季初優勝を含む2勝をマーク。ここ数年にわたって飛距離アップを念頭に置いてきたショット面の取り組みが実を結びつつある。アマチュア時代から師事するガレス・ジョーンズ氏とともにスイングを見直し、上から入りやすいクラブ軌道を「もう少しシャローに」と修正を図ってきた。

好ショットを生み出す悪癖対策のルーティン

構える前にクラブを自分の身体の正面に突き出すような動きは、今春から取り入れたルーティン。「ちょっと疲れてきたりすると肩が内側に入るようになるので、少し背筋が伸びるように」と丁寧な意識づけが好ショットを生み出す。

6位だった6月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」からツアーは約1カ月の“夏休み”を挟んだが、地元岩手で「ほぼ休みなく」ゴルフ漬けの日々を送っていたという。「午前中はちょっと練習して、午後からハーフか、行ければ18ホール」と芝の上で過ごす時間を長めに取ることで、しっかり感覚を維持してきた。

「今年はずっと良い。今週は休み明けですけど、しっかり調整してきたし、今年心掛けていることができている」。後半14番(パー5)では260ydのセカンドを3Wでピン奥3mにつけてイーグルを奪った。「いいプレーはできているし、焦らずにチャンスを待って。ゲームに自信もある」。待ち遠しいはずの今季初タイトルも“時間の問題”と言わんばかりにうなずいた。(石川県宝達志水町/石井操)