ローリーは「とにかくチームの勝利がうれしい」と語った(C)Getty Images またしても歴史を塗り替える一発だ。 …

ローリーは「とにかくチームの勝利がうれしい」と語った(C)Getty Images

 またしても歴史を塗り替える一発だ。

 現地時間7月31日、マリナーズのカル・ローリーは、本拠地T-モバイルパークで行われたレンジャーズ戦に「2番・捕手」として先発出場し、5回に4試合ぶりの42号ソロをマーク。本塁打ランキングでメジャー単独トップを独走しており、同2位の38本塁打を放っているドジャースの大谷翔平とは、これで4本差とした。

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 この日は、5回1死走者なしの第3打席、レンジャーズの先発右腕クマール・ロッカーと対峙すると、1ストライクから投じられた内角高めのフォーシームを強振。これが打球速度101.3マイル(約163.0キロ)、飛距離364フィート(約111メートル)、打球角度42度を計測する右中間席への一発となった。これで年間61.9本ペースだ。

 スイッチヒッター捕手のシーズン最多本塁打記録(これまでは41本塁打)を塗り替え、好調を維持しているローリー。試合後には、フィールド上で地元ラジオ局『Seattle Sports』の取材に応じ、「(相手先発)ロッカーに最初の打席でバランスを崩された。2、3巡目と打席が回るうちにうまく修正し、5回に彼を攻略できた」と充実感をにじませている。

 また、自身の記録に関しては、「ボールを取っておいてくれているかもしれないけど、ひたすら前に進むだけだ。とにかくチームの勝利がうれしいし、可能な限りたくさん勝ちたい」とコメント。「ただ勝利だけだ。必要な戦力が揃い、残りシーズンで一緒に戦う仲間も決まった。このまま前に進み、とにかく勝つ。それだけだ」と力を込めていた。

 ロイヤルズのサルバドール・ペレスが持つ捕手のシーズン最多記録(48本塁打)、ヤンキースのアーロン・ジャッジが持つア・リーグ記録(62本塁打)も視野に入れているローリーだが、果たしてどこまで数字を伸ばすのか。今後も彼のバットから目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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