「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

清水 達也 しみず・たつや
花咲徳栄高
投手・右投右打・182センチ83キロ・1999年11月3日生(17歳)

 

 今夏の甲子園では出場投手で唯一となる最速150キロを計測し、花咲徳栄を優勝へと導いた守護神。ややインステップ気味に足を踏み出し、体の強さを活かした力強いフォームから繰り出す剛速球と、落差の大きいフォークボールで相手打者たちをねじ伏せる力投型右腕だ。

 埼玉県深谷市出身の清水は市立藤沢小では深谷ボーイズで硬式野球をプレー。市立藤沢中では軟式野球部に所属し、中学3年秋には県選抜チーム「埼玉スーパースターズ」として出場したKボール全国大会でベスト8に進出した。

 花咲徳栄高では1年夏からベンチ入りし、2年夏の甲子園3回戦、作新学院(栃木)戦で全国デビューし143キロを計測。その後も3年春の関東大会では最速148キロを出すなど、実力を着実に蓄え3年夏の埼玉大会ではエースナンバーを背負い、同級生・綱脇慧との2本柱を確立。5試合で18回を投げ12奪三振2失点の力投でチームを3年連続甲子園出場に導いた。

 甲子園では全6試合すべて綱脇からマウンドを引き継ぎ守護神役を務めた清水は、19回3分の2を投げて被安打16・奪三振13で防御率1.37。広陵(広島)との決勝戦でも5回を1失点に抑え込んでチームを埼玉県勢初となる夏の甲子園優勝へと導いた。

 さらに9月に行われたWBSC U-18ベースボールワールドカップでは侍ジャパンU-18の守護神に。大会5試合登板、7回3分の2を投げて被安打4・奪三振9、失点は3位決定戦・カナダ戦のみの防御率1.17。中でも、スーパーラウンド・オーストラリア戦では7回からの4イニングを投げ、被安打1、奪三振3、無失点でチームのサヨナラ勝ちにつなげる好投を見せるなど、侍ジャパンの3位獲得に大きく貢献している。

 甲子園優勝校、侍ジャパンU-18で抑えを務めた強靭なメンタルはプロの舞台でも大きな武器となるはず。次なる高みは、大観衆に包まれたプロのマウンドである。