◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 初日(31日)◇ロイヤルポースコール(ウェールズ)◇6580yd…
◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 初日(31日)◇ロイヤルポースコール(ウェールズ)◇6580yd(パー72)
前週の体の状態から考えると、スコアボードのトップに名前があるのは自分でもビックリだ。「全然、想像していなくて」。岡山絵里が7年ぶりに出場した「全英女子オープン」で首位発進。「久しぶりにゴルフができて、楽しかった」と笑った。
4年前から悪化した持病の腰痛が、渡英前に顔を出した。2週前の国内ツアー「明治安田レディス」を棄権し、前週はほぼクラブを握らず療養に充てた。ガッツリ練習を再開したのはイギリスに入った27日(日)から。工藤健正トレーナーに帯同してもらい、「すごい、至れり尽くせりで。日本よりも、良いんじゃないかっていうくらい(笑)」と日々リハビリやケアを徹底。「ちょっと不安だったんですけど。月曜になって『普通に当たってるな』って思った」と、現地に入ると期待以上に体の状態は良くなった。
1番こそボギーをたたいたが、その後はスコアを落とさず6バーディを量産。「グリーンがそんなに速くないので、ショートアイアンなら風次第で止まる」とショットでチャンスメーク。「長いのは5mくらい。あとは、1ピンくらいのチャンスが結構ありました」と大きなピンチもなく5アンダー「67」で回った。
「一番ダメだった時は、全く想像できなかった」と、腰痛の影響で2023年には一時ツアー離脱も経験した。「いったん休んで良かったと思うし、諦めずにやって良かった。息の長い選手でいたいなって思ってる」。苦しい時期を乗り越えて、海外メジャーで復活の手応えをつかんだ。(ウェールズ・ポースコール/谷口愛純)