【NASCAR】第22戦 ブリックヤード400/インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(日本時間7月28日)【映像…
【NASCAR】第22戦 ブリックヤード400/インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(日本時間7月28日)
アメリカで人気ナンバーワンのレース、NASCAR(ナスカー)の第22戦がインディアナポリスで開催された。レース途中、走行中のマシンからタイヤを残してホイールだけ外れるという希少なトラブルが発生し、放送席とファンを騒然とさせた。
今大会の舞台は、“アメリカンモータースポーツの聖地”とも言われるインディアナポリス・モーター・スピードウェイ。全長4.02kmと巨大でバンク角が浅く、ベストラインを取りずらいコースになっていて、タイヤの消耗や燃費のことを考慮した作戦が重要になってくる。
レースは中盤、80周を超えたあたりからタイヤをバーストさせるマシンがちらほら見られていた。解説の桃田健史氏によれば、「エアプレッシャー(空気圧)が低いとグリップ力は上がりますが、バースト(破裂)のリスクは上がる。それにタイヤの消耗や、路面温度の上昇も重なると、“スタンディングウェーブ現象”現象といって、ゴムが波打って破れちゃうんです」とのこと。
そんななか、43号車のエリック・ジョーンズのマシンがタイヤを引き摺ったまま走行する様子が映し出された。アウト側の右フロントタイヤが曲がってしまい、引きずりながら走っている。当初はただのバーストと予想されたが、情報を得た桃田氏が「ホイールが落ちた!?」と叫ぶと、次にコース外にホイールのみ落ちている映像が流れた。
リプレイ映像を確認すると、コーナリング中のジョーンズのマシンからホイールが抜け落ちてトラック外側のウォールに激突している。桃田氏も思わず、「ホイールが抜けたんですね……タイヤが残っている。珍しい」とつぶやき、実況の増田隆生氏も「そんなことあるんですね」と唖然としてしまう。
NASCARのレース中、タイヤがホイールごと外れることは時々あることだが、タイヤを残してホイールだけ抜けてしまうというのは非常にレアなケース。桃田氏も「(タイヤだけボディに)ひっかかっちゃたんでしょうね。まあ珍しい事例ですね」と語っている。
視聴者のコメント欄も大盛り上がりで、「ホイールだけ飛んでったの?」「リムだけ逝ったぞ」「ホイールにヒビ入ってた?」「ホイールポロン!?」「そんな事あるんだ」「全モタスポで初めて見たw w」「離ホイール」「ゴムだけ残ったは前代未聞」といったコメントが並んだ。(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)