古巣からのオファーはなかった青柳だが、藤川監督から激励の言葉をかけられた(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARA…

古巣からのオファーはなかった青柳だが、藤川監督から激励の言葉をかけられた(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext
ヤクルトは7月31日、フィリーズ2Aを自由契約となっていた青柳晃洋と正式に契約合意に達し、都内の球団事務所で入団会見を行った。
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青柳は入団会見で「僕のことを必要としてくれた。一緒にチームを盛り上げていこうと言ってもらえた」と、ヤクルト入団の経緯を明かした。
阪神では通算61勝をマーク。2021年から2年連続最多勝と最高勝率のタイトル獲得し、22年は最優秀防御率を含む投手3冠に輝いた実績は申し分ない。
ヤクルトでの起用法に関しては「僕自身、先発もやってきましたし、米国に行って中継ぎもやってきたので、スワローズにフィットできるようにどこでも使ってもらえたらいい」と述べた。
古巣の阪神戦で甲子園のマウンドに上がるイメージを問われると、「温かく迎えてくれるとは思わないですけど」と、笑いが起こった。
また、「同級生、坂本(誠志郎)とかはよく連絡取ってましたし、あとは本当にこっち帰ってくるって決めてからは、タイガースの先輩であったりとか、それこそ球児さん(藤川監督)もそうですし、先に連絡させてもらって、多分NPBに戻ると思うっていう連絡はしたので、そういう部分で連絡は取ったかなと思いますね」と、藤川監督や同級生の坂本にNPBに復帰する意思は伝えていた。
ただ、阪神からのオファーについては「なかったですね。もう僕がこっちに帰ると決めた時には枠がいっぱいだったので、多分そういう関係もあってなかったです」と明かした。
それでも「球児さんも米国を経験して、その気持ちはすごくわかるから、またグラウンドで会えるのを楽しみにしてるっていう風に言ってもらいました」と、藤川監督からは、激励の言葉をかけられた。
昨季は阪神でわずか2勝(3敗)に終わった31歳の右腕。神宮のマウンドで輝きを取り戻すのが、古巣への恩返しにもなる。
[文:別府勉]
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