◇国内男子◇リシャール・ミル チャリティトーナメント 初日(31日)◇能登カントリークラブ (石川)◇7142yd(パ…

2019年以来のシード復帰を目指す片岡大育

◇国内男子◇リシャール・ミル チャリティトーナメント 初日(31日)◇能登カントリークラブ (石川)◇7142yd(パー72)◇

14ホール中6ホールしかフェアウェイを捉えられなかったが、片岡大育に不安はない。2019年以来のシード復帰を目指す中、8バーディ、1ボギーの「65」でプレー。「まだそんなに完璧なショットではないけど、まあまあな感じで。これから週末にかけて体が動いてきたら最高」と思い通りに飛んでいく球に笑顔を見せた。

下部ツアーに出ながらレギュラーツアーにも4試合出場してきた今年はティショットでの左へのミスに悩んできた。昨年11月「カシオワールドオープン」でも左に大きく曲げて白杭の向こう側に行くシーンがあり、「広いコースなのに一発OBをして、なんでこんな(シード争いの)大事な時に」と頭を抱えた。

思い切ってギアを替えて左へのミスがなくなったのは大きい

解消するべく大きな決断を下したのは今季3試合目となった「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」の2日目。タイトリストが出すドライバーの中では寛容性が高い「GT1」に差し替えた。「最初はバックスピンが多くてちょっと使えないかなって思ったけど、思い切って左へのミスを“消そう”と使い出したらスピンはちょっと多めでもすごくコントロールはできていて」と手ごたえを感じた。

この日、フェアウェイに置いた16番ではセカンドショットのライが左足下がりの傾斜も、残り190ydを3UTでピンそば1mにつけてバーディ奪取。「アゲンストの風が結構強かったから逆に低く打とうというイメージがバチっと合って」とリズムよく振れたティショットと2打目以降にも好感触をのぞかせる。最終18番では7mを沈めてバーディで締めくくった。7アンダー発進を決めたが、あす以降も自身を信じるのみだ。(石川県宝達志水町/石井操)