打席から逃げるようなしぐさを見せた坂本、大きく注目を集めた(C)産経新聞社 セ・リーグ首位の阪神がいよいよマジックを点灯…

打席から逃げるようなしぐさを見せた坂本、大きく注目を集めた(C)産経新聞社

 セ・リーグ首位の阪神がいよいよマジックを点灯させた。

 7月30日の広島戦(甲子園)に5ー0の完封勝利、4連勝で中日が巨人に敗れたため、待望の優勝マジック「39」が点灯した。

【動画】完封リレーで4連勝!優勝マジック「39」を灯した瞬間をチェック

 先発した村上頌樹は、走者を背負いながらも、6回5安打無失点と粘りの投球。打線も主軸大山悠輔の5試合連続打点、途中出場の熊谷敬宥も2点適時打をマークと危なげない試合運びで広島を下した。

 一方で試合中には、捕手の坂本誠志郎が見せたしぐさにSNS上で大きな注目が集まった。

 0-0で迎えた4回2死三塁の場面。打席に入った7番の坂本は相手先発、大瀬良大地の暴投で投球が大きく後ろにそれたのを見ると、本塁クロスプレーに邪魔にならないようにという配慮もあったのか、打席を離れて勢いよく走り出す。

 ただその走った方向がイレギュラーバウンドしたボールと同じ、三塁側ファウルゾーンだったから、大変。広島の捕手、坂倉将吾よりも早くボールに追いつきそうな勢いを見せたことで、まるでどたばたコントのような動きに。

 SNS上では「坂本さん、面白すぎ」「今は捕手じゃなくてバッターですよ!」「どこまで逃げるんや」「カープ側にも配慮している」「そういうとこ、大好き」「目配りしすぎやろ」など大きく反響が広がった。

 坂本といえば先の球宴第2戦でも、ヤクルトのつば九郎を全セベンチに迎え入れた行為も注目された。全方位に目配り、気配りのきく虎の正妻が思わぬプレーで聖地のファンを沸かせることになった。

 いよいよマジック「39」も点灯。チーム防御率1点台と異次元レベルを誇る投手陣を導いてきた、虎の正妻もこれからが総決算となる。今後も背番号12の勇姿が話題を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】阪神11差独走…元投手コーチの名伯楽がバッサリ「もう阪神には勝てませんね。今の野球をやっている限り、あとの5球団は」

【関連記事】「なんでそんなに優しいの?」 阪神31歳捕手が球宴の裏で見せた"気配り"に反響止まらず 後半戦も完封アシスト、猛打賞と攻守に大活躍 「1番泣けました」

【関連記事】食事会場でも「見てる」 阪神の歴史的強さを支える捕手・坂本誠志郎が“最強投手陣”から愛される理由「坂本は配球の天才」