不快な表情でマウンドを降りて行った大谷(C)Getty Images 緊張感が漂う降板劇となった。 現地時間7月30日、…

不快な表情でマウンドを降りて行った大谷(C)Getty Images
緊張感が漂う降板劇となった。
現地時間7月30日、ドジャースの大谷翔平は敵地で行われたレッズ戦に「2番・投手兼DH」で先発出場。今季7登板目にして初めて4回のマウンドにも上がった背番号17だったが、同回に突如崩れ、3回0/3(51球)を投げたところで降板した。
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ベンチへと引き下がる険しい表情が事態の深刻さを感じさせた。23年9月に執行した右肘手術から復帰後、最長となる4イニング目のマウンドに上がった大谷だったが、先頭ノエルビ・マルテに内野安打を許すと、続く打者にはストレートの四球。さらに3人目に2球連続で明らかなボール球を投げたところで、デーブ・ロバーツ監督とトレーナーがマウンドに集結。本人との短い話し合いの末に交代となった。
この日は最速101.0マイル(約162.5キロ)を計測した大谷だけに、肘や腕のアクシデントとは思えない。実際、降板後もDHとしては出場を継続している。それだけに本人が顔をしかめる緊急降板には、現地記者たちも騒然となった。
米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリストを務めるベン・バーランダー氏は、自身のXで「どうか無事でいてくれ」と懇願。「ショウヘイ・オオタニは明らかに不安そうな表情で試合から退場している」と異変を不安視した。
また、米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者も自身のXで「6球連続でボールを投げたオオタニはかなりのフラストレーションを感じているようだ」と指摘。エースに生じたアクシデントを速報的に伝えている。
なお、DHとして出場を続けた二刀流戦士については、「深刻ではない」というリポートも入っている。ドジャース専門サイト『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者によれば、大谷はベンチ裏でチーム関係者とともに緊急ミーティングを実施。「足がつっただけ」という判断の下、「安堵感に包まれた状態で」ダグアウトに戻ってきたという。
無事これ名馬とはよく言ったものだが、そのタフさには脱帽させられる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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