日本競泳界に新時代のエースが誕生した瞬間だ。「世界水泳シンガポール2025」18日目が7月29日に行われ、男子200m…
日本競泳界に新時代のエースが誕生した瞬間だ。「世界水泳シンガポール2025」18日目が7月29日に行われ、男子200m自由型決勝では中央大1年の村佐達也(イトマン東京)が1分44秒54のタイムで銅メダルを獲得、日本競泳陣に今大会初のメダルをもたらした。競泳陣、特に自由形については待望の新エース誕生に、五輪メダリストの萩野公介氏も「これはすごい。『日本に村佐達也あり』を世界に示した」と絶叫した。
【映像】驚愕のスパート!新エース・村佐、銅メダルをもぎ取ったラスト50mの泳ぎ
じっくりと蓄えた力を後半に爆発させた。プール中央で強豪選手たちがぐいぐいとレースを引っ張る中、7レーンからスタートした村佐は50mのターンでは最下位の8位、100mのターンでも6位と下位グループにいた。それでも解説していた萩野氏は「これはいい展開ですよ!」と声を大きくすると、150mのターンでは5位に浮上。ここからどんどん上位陣との差を詰めた。
事前のレースプラン通り、キックの余力を残していた村佐はラスト50mで力を解放すると1人、また1人と抜いて3位でフィニッシュ。18歳の銅メダル獲得に、実況の清水俊輔アナも「日本競泳新時代のエースだ!新時代のエース、ここに誕生!」と叫んでいた。
レース後、萩野氏は「最初の50の入り方がよかった。溜めていたキックを最後に爆発させた」と称えると、メダル獲得の偉業には「すごいな、来た、来た!まだまだ伸びしろがありますよ」と興奮を抑えきれなかった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)