高校総体は29日、ソフトテニス女子個人(ダブルス)決勝が行われ、東北(宮城)の天間麗奈(3年)、佐藤紗空(3年)組が京…

 高校総体は29日、ソフトテニス女子個人(ダブルス)決勝が行われ、東北(宮城)の天間麗奈(3年)、佐藤 紗空(3年)組が京都光華(京都)のペアを4―3で破り、東北勢で初めて女子個人の頂点に立った。

 天間は昨年の全日本シングルス選手権で優勝し、日本代表にも選ばれる実力者。序盤は「(相手が)向かってくる勢いを感じて押された」とミスショットもあったが、焦らずに相手コートを広く使ってコースを際どく攻め続けた。

 前衛の佐藤も隙を突いてポイントを奪い、ペースを取り戻した。ファイナルゲームをものにすると、涙を流しながら喜びをかみしめた。

 3年生になってから本格的にペアを組むようになった2人。トップレベルの天間と組む佐藤は重圧もあったというが、「やっとプレッシャーを楽しめた」。精神面でも一回り成長したところを大舞台で示した。