逆転の2点三塁打を放ち、日本ハムの首位奪還に貢献した清宮幸太郎(C)Getty Images 日本ハムは7月30日のソフ…

逆転の2点三塁打を放ち、日本ハムの首位奪還に貢献した清宮幸太郎(C)Getty Images
日本ハムは7月30日のソフトバンク戦(エスコン)に5-4で逆転勝ち。8回に6番・清宮幸太郎が右中間に2点三塁打を放ち、わずか1日で首位の座を奪い返した。
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清宮が漢になった。2度のリードを吐き出し、1点を追うことになった8回裏。2死から一、二塁のチャンスを作ると、背番号21は集中力を最大限に高めた。
とらえたのは4球目、高めの152キロ。ソフトバンク・藤井皓哉の球威に負けずにバットを振りぬくと、打球は右中間を破った。2人の走者を本塁に返し、これが決勝打となった。
試合後のお立ち台。中継した『DAZN』を通じてのヒーローインタビューで、清宮は声を弾ませた。
「最高です。石井(一成)さんが目の前で、四球を粘って取ってくれて、その思いが乗り移りました。感触?抜けてくれと思いながら(走った)。ファンの皆さんの歓声が打球を一押ししてくれたかな」
三塁到達時には、自軍のベンチに1本指を突き出した。「ベンチもみんな、スタンドの皆さんも立ち上がってくれていて、最高の景色でした」と振り返った。
首位攻防戦にふさわしいシーソーゲームを制し、日本ハムは1日で奪首に成功した。ソフトバンクの連勝を9で止め、同カードの連敗は5で断ち切った。
「この時期に、こんなヒリヒリした試合ができているのは最高です。みんなめちゃくちゃ気合が入ってますし、ホークスを倒さないと絶対に優勝はないので」
こう気迫をみなぎらせた清宮は、本拠地のファンに向け「明日(31日)も熱い首位攻防戦になると思うので、皆さんの応援が必要です。一緒にホークス倒しましょう!」と呼びかけた。
覇権を争う宿敵との戦いは、これからますます熱を帯びていく。その中心で、清宮が輝きを放ち続ける。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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